ちょっと嗜好の違う記事をば。グミの名称について。かなりコア向けな内容となっています。
まず、下の2枚の写真をご覧ください。
1枚目がカンロさんの、組んでカンデミーナグミ。2枚目がつぶグミです。写真が見づらくてすいません。
どちらもまごうことなきグミですが、よく見ると一番上に書いてある名称が違います。カンデミーナはグミキャンデー、つぶグミはキャンデーとなっています。この違いはなんなのでしょう。とふと疑問を抱きました。
食品表記の法律は調べてみてもわからなかったのですが、下記の資料によると、グミキャンデーには水分が20%くらい入っているそうです。そしてキャンデーは5%以下ほどということなので、もしかしたら5%以下とまではいかずとも、キャンデーと書いてある方は水分量が少ないものなのかもしれません。
引用:「口当たりと歯応えを見てみよう!(食感の見える化)」より
ということで、キャンデーと書かれているグミは水分量が少ないのでは?という仮説が考えられます。まずはメジャーなグミの名称を調べてみました。
●グミキャンデー(グミキャンディ)と書かれているもの
◇カンロ
・カンデミーナ
・ピュレグミ、ジュレピュレ、ピュレサプリ
・噛王
◇UHA味覚糖
・むっちりグミ
・コロロ
・忍者めし
・さけるグミ
・コグミ
・シゲキックス
◇かばや
・ピュアラルグミ
・タフグミ
・ギモーヴ
◇ノーベル製菓
・サワーズ、ちびサワーズ
◇明治
・果汁グミ
・ポイフル
・ひもQ
・コーラアップ
・ゴチグミ
●キャンデー(キャンディ)と書かれているもの
◇HARIBO
・HARIBOゴールデンベアー、ハッピーコーラ
◇ブルボン
・フェットチーネグミ
◇春日井製菓
・つぶグミ
という感じになりました。だいたいグミキャンデーですが、フェットチーネ、HARIBO、つぶグミがキャンデーと書かれていますね。この3つがとりたてて水分量が少ないグミとは思えないですね。測定機器がないので、ちゃんとしたデータはとれませんが、食べた感じでおそらくそうだと思われるので、水分少ないだろう仮説はおそらく間違っていそうですね。
次に気になったのが、メーカーによって表示を変えているのではないかということが気になりました。ということで、UHA味覚糖、かばや、カンロ、明治の主要4社の他のグミの名称もみてみたのですが、自分の把握できている限りのこれまで発売されたグミは全てグミキャンディでした。(グミサプリ、グミチョコは栄養機能食品、チョコレートがメインなので違う表記でした)ということで、もしかしたらメーカーごとに名称を決めているのかもしれませんね。
そうなると気になってくるのが、同一メーカーでグミキャンデーとキャンデーの名称が混在しているところはあるのか、というところですね。ブログ記事にあげているメーカーを対象にして 、次はそれを調べてみました。
◇混在しているメーカー
・モントワール
なんと、モントワールのみ。しかも、ピーチグミというグミなのですが、原材料を見てみると、これはゼラチンを使ったものではなく、もち粉を使っているものなので、厳密にはグミではないですね。ということで、キャンデーと書いているのでしょう。となると、調べられている限りでは、全てのメーカーでグミキャンデーあるいは、キャンデーの名称は統一されているといって良さそうですね。
モントワールのピーチグミはこちら。ちなみにモントワールの同じような形状、食感のもち粉を使ったグミは名称が菓子、でした。
同じような形状、食感のもち粉を使ったグミはこちら。
ということで、 グミキャンデーとキャンデーの名称の違いはなんだろうという疑問を調査してみた結果、ほぼほぼメーカーごとで名称が統一されている。という考察が得られました。
グミをいっぱい出しているメーカーさんは軒並みグミキャンデーと書いていたので、キャンデーという名称を使っているのは、グミがまだメジャーでなかった頃の名残というところかもしれませんね。
以上、グミの「名称」について、グミ業界の人間でない、一消費者の目線からの勝手な考察でした。間違っていたらぜひ教えてください。